January 22, 2006
●RC造の耐震補強工事
たまにはマジメに仕事の話題でも。(^^ゞ
建築基準法が改正されて現在の仕様になったのは、実は比較的近年の出来事なんです。今現在の基準法に満たされない建築物、要するに基準法が改正される前に建てられた建物が、今でも現存している訳なんです。現在そういった建築物の耐震補強工事が全国各地で施工されております。当社も建築鉄骨工事がメインではありますが、この耐震補強工事も得意分野の一つなんです。RC造(鉄筋コンクリート造)の開口部に、鉄骨で製作した筋交い(ブレス材)を取り付ける工事が主流ですね。
工場製作が完了したブレス材です。大型のものになると
1台で3tくらいの重量になるものもあります。
昨夜は仙台市内にあるRC造(鉄筋コンクリート造)の駐車場の耐震補強工事を施工しました。繁華街に近い、交通量の多い場所なので夜間作業で行いました。週末の夜という事もあり、交通整理も大変でしたし、何よりもこの寒い時期、とにかく事故や怪我が無い様に気をつけなければなりません。
23時より作業開始、クレーン設置と材料搬入の様子。
耐震補強工事の概要は、建築物の開口部ギリギリいっぱいの寸法でブレス材を工場で製作し、現場へ搬入してクレーンで取り付けます。ブレス材を固定した後は、外周部の隙間をモルタル材を注入し、完全に建築物と一体化させます。この時、ブレス材と開口部とのクリアランスはおよそ5cmもあるかないかという間隔、そして建て入れ精度は1,2mmという誤差の範囲内で取付しなければなりません。当然既存の建築物には傷を付ける訳にはいきませんから、その辺の事前調査や打ち合わせは密に行わなければなりません。
ブレス材の取付状況。慎重に作業を行っています。
当社も数多くの耐震補強工事を施工しているので、職人の段取りも慣れたものです。今回は耐震ブレス材2台を取付ましたが、段取り初めから仮組みまで約1時間で済ませ、約3時間ほどで全ての作業を終えました。来週には山形市内の物件の耐震補強工事を施工する事になっております。
誤解の無い様に説明しますと、全ての建築物に耐震補強工事が必要だという事ではありません。行政や耐震診断士等による調査の結果、補強工事が必要だと思われる建築物について施工されます。今までは各関係省庁や学校、体育館等の公共の施設等がさかんに施工されていますが、最近では民間工事も増えてきておりますね。
「備えあれば憂いなし」 皆さんも、震災や災害発生時の避難経路や連絡網、非常携帯物などの確認を、今一度行ってみて下さいね。
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