September 28, 2005

●季節の郷土料理 ~はらこ飯~

宮城県亘理郡亘理町に、昔から伝わる「はらこ飯」という郷土料理があります。阿武隈川の河口付近にある亘理地方では鮭の地引網漁が盛んであり、大漁の時に漁師が振舞ったのが「はらこ飯」と言われています。鮭の身とイクラ(はらこ)を炊いたご飯の上に乗せたものなのですが、江戸時代に入り領主となった伊達政宗が阿武隈川修繕の視察に亘理地方を訪れたときに、地元の漁師から「はらこ飯」が献上されたと言われています。

鮭が河に上がってくる時期、9月下旬から10月中旬頃になると、地元の家庭では一斉に「はらこ飯」を作り、隣近所でお裾分けしたりして味わう習慣があります。作り方もそれぞれ、味付けもそれぞれの家庭によって様々なので、いろいろな味付けの「はらこ飯」があるんです。その中でもウチのオフクロが作った「はらこ飯」は近所の中でも絶品と呼ばれるくらい美味いんです(子バカですんません・笑)。毎年この時期になると、ご近所・親戚等から「・・・まだ作らないの?」と電話がくるので(笑)、週末になるとずっと「はらこ飯」を作るのに大忙しなんです。この時期の為だけに、私の実家には炊飯器が5つ!あるんです(爆)。

よくお店等で出される「はらこ飯」は、味付けの薄いものや、地域によっては白米の上に鮭といくら(はらこ)を乗せただけの「はらこ飯」を見ますが、「それは違うんだよ~!」っと、声を大きくして教えてあげたい心境なんです。(^^ゞ キチンと「はらこ飯」を作ろうとしたら準備等から2日はゆうに掛かります。ホンの数時間程度で出来る料理ではなく、それだけ手間のかかる料理なんです。

この時期、宮城県亘理町に出掛けると市場の近く等で近所のご家庭の方が炊き出しのような形で港を訪れる方々に「はらこ飯」を振舞う事も多いので、是非お近くを通る際には立ち寄ってみて頂きたいと思います。(^-^)

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投稿者:Ino、投稿時刻:September 28, 2005 7:04 AM
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