2006年01月19日

●立川飛行機

ネタがないので,以前以前のブログでちょっと触れたプリンス自動車の前身の立川飛行機についてまた少し・・・お付き合いください.
情報を余り活用していたとは言いがたい旧日本軍ですが,戦略偵察機と言う思想は進んでいたようで陸軍は三菱キ-46百式司令部偵察機〔新司偵),海軍は中島艦上偵察機C6N1『彩雲』というトップクラスの性能を持った偵察機を擁していました.どちらも発展型では最高速630km/h,当時のグラマンF6Fが604km/hなので「我に追いつくグラマンなし」と言うのも真実のようです.

さて,そんな百式司令部偵察機ですが,旧日本陸軍はそれよりさらに性能のよい偵察機を望み,立川飛行機に試作をゆだねました.
形式はキ-70.設計段階での670km/h.高速偵察機完成に向けて立川飛行機の苦労が始まった(プロジェクトX風に・・・爆〕

百式司令部「偵察機」は武装として7.7mm後方機銃1門(ちなみにWikipedia記載の武装は最終局面で偵察機ではなく対B29用局地戦闘機として使われたときのもの)でハ-112,1500馬力エンジン×2を搭載,最高速度630km/h,航続距離4000kmを達成していました.
偵察機なんだからそれで十分.キ-70はエンジンは四式重爆「飛竜」と同じハ-104,1800馬力エンジン×2を搭載予定であったため馬力だけでも2割増しだからよっぽどじゃない限り目標は達成できるはずなのですが・・・よっぽどのことが起こってしまいました.
当初は偵察機として発注した陸軍だったのですが,何だか視界がよさそうだから爆撃機としても使えるんじゃないかと考えてしまったようです.百式司令部偵察機並に2000km離れたところを偵察して,ついでに爆弾を落として帰ってくる・・・さらに戦闘機に追われたときに7.7mmじゃ心もとないから12.7mmを追加搭載して・・・等々,結局重くなるばかり.おかしいな〜最初は高速偵察機だったのに.
この重量増加は性能にも反映,完成して試験飛行をさせてみたら最高速度580km/h.計画より90km/hもダウン.4式重爆が540km/hなのでそれよりは速いのですが・・・・当たり前か.
どこをどういじっても,爆弾も落としたい陸軍の意見を容れると目標性能にはどうしても届かず,そのうち百式司令部偵察機の性能向上型がでてくるにいたって,開発中止になってしまいました.
あれもこれもが災いした例ですが,百式司令部偵察機の性能向上機で賄えるのなら最初からそれで良かったのでは・・・?
しかし立川にはまたまた試練が巡ってくると言うお話は次回.意外なところで日本戦闘機の傑作,陸軍四式戦闘機キ-84疾風とつながるのですが・・・

どうも1つでいろんなことができると言うのを求めるのは日本人の習い性のようで・・・

確かNSXのトランクの広さは二人でゴルフに行くときにゴルフバッグが2つ載るようにで決められていたのかな.リアのオーバーハングが妙に長いのはそのせいです.最近ではシ−ケンシャルシフトを搭載して280馬力を自由に操れると言ううたい文句のエスティマが登場したし・・・最近ではRに乗っててあおられるのは結構この手の車(大抵は子供を乗せたお父さん)が多いです.怖いので道を譲りますが,お父さんは得意なんだろうな〜(爆)
無理やり落ちをつけてしまいました.

投稿者:0073_kotatsuneko、投稿時刻:2006年01月19日 10:15
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コメント
あれれ、随分知識が多彩だったですねえた。 って、ここの話題とは関係ないけど、こんなんありますけど。 →http://www.eos-d-slr.net/talk_bbs/wforum.cgi?list=tree&no=20715&mode=allread
投稿者:romiじょ 、投稿時刻2006年01月19日 16:42
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