2005年07月22日

●在英国日本大使館より「ロンドン地下鉄等における爆発事件について」

在英国日本大使館よりお知らせが来ていますので転載します。

ロンドン地下鉄等における爆発事件について

1.7月21日(現地時間。以下同様。)、ロンドンの地下鉄のウォーレン・ストリート(中央部)、オーバル(南部)、シェパーズブッシュ(西部)の3つの駅で爆発あるいは、爆発未遂事件が発生しました。また、ハックニー(東部)においてはバスの車内で爆発が起こり、複数の窓が割れる事件が発生しています。これらの事件により負傷者がでているという情報もありますが、現在のところ確認されていません。同日夕刻現在、ロンドンの地下鉄の一部路線が運行を停止しています。

2.上記事件の背景については現時点では不明ですが、現地に滞在されている方におかれては、不測の事態に巻き込まれないよう、最新の関連情報の入手に努めるとともに、周囲の状況に注意を払うなど自らの安全確保を心がけて下さい。
総領事館としても今後の進展につき、随時、情報提供を行うこととしています。

※ また、外務省では爆弾テロ事件を含む様々なテロに対する注意事項を総括的に取りまとめたパンフレット(「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」等)を海外安全ホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html)に掲載していますので、そちらもご参照ください。


ロンドン地下鉄等での爆発・爆発未遂事件(7月21日)について

在英国日本国大使館
7月21日19:00現在

「当館が報道等をもとに、本件の概要を取り纏めましたので、邦人の皆様に提供致します。」

1.ロンドン警視庁は、21日午後、ロンドンの地下鉄の3つの駅及びロンドン市内を走るバスにおいて小さな爆発あるいは爆発未遂があったことを確認した。事件があったのは、ロンドン西部のシェファーズ・ブッシュ(Shepherd’s Bush)駅、中心部のウォーレン・ストリート(Warren Street)駅及び南部のオーバル(Oval)駅の3つ。爆発のあったバスはロンドン東部のハックニー(Hackney)地域にあるハックニー・ロード(Hackney Road)を走っていた26号系統である。

2.報道によれば、目撃者の話として、ウォーレン・ストリート駅では地下鉄が駅に到着した直後、1人の男の乗客の背負っていたリュックサックが爆発したと伝えられ、オーバル駅では地下鉄が発車する直前1人の男の乗客がリュックサックを置いて逃げ、そのリュックサックが爆発したと伝えられている。オーバル駅で当初疑われた化学爆弾の使用はその疑いがないことが分かった。爆発のあったバスは2階建てで2階部分の窓ガラスが吹き飛んだとそのバスを運転していた運転手からバス運行会社に連絡が入ったと報じられている。

3.事件直後ぶら下がりの記者会見に応じたロンドン警視庁のイアン・ブレア警視総監は、爆発そのものはいずれも今月7日に起こったものよりも小規模だった模様であるが、「重大な事件(serious incident)」であると述べ、市民に今いる場所にとどまるよう呼びかけた。その後、午後4時前に再度ぶら下がりの記者会見に応じたブレア総監は、事態は収束しつつある(the situation was coming under control)と述べた。

4.訪英中のハワード豪首相と会談中であったブレア首相は、会談を中断し、COBRAと呼ばれる有事対応の会議に出席し、その後3時40分頃から記者会見を行った。同会見の中で、ブレア首相は、この事件を些細なものと見ることはできないが、犯人のねらいは我々をおびえさせることにあり(aim to scare us)、本事件に冷静に対処するよう国民に呼びかけた。

5.爆発のあった3駅からは乗客が避難し、駅周辺は封鎖されている。ロンドンの地下鉄は爆発のあった駅を通っている路線を中心に5路線の全部又は一部で運行を停止し、爆発のあった3駅以外の駅もいくつか封鎖している。いくつかの鉄道も運行を停止している。

6.現在までのところ、この事件による負傷者は確認されていない(ウォーレン・ストリート駅で1名が負傷との情報もあり。この1名が上記リュックサックを背負っていた男との情報もあり)。

7.なお、事件との関係は不明であるが、同日午後3時半頃首相官邸のあるダウニング街から大通りに出たすぐ外のところで1人の男が武装警官によって逮捕されたほか、もう1名がその近くで逮捕されたとの情報がある。上記大通りであるホワイトホール(中央省庁の庁舎が建ち並ぶ通りでもある)も封鎖された。

8.21日午後17時50分より、ブレア英警視総監及びリビングストン・ロンドン市長の記者会見が行われたところ、要旨以下の通り。
(1)シェパーズ・ブッシュ、ウォーレン・ストリート、オーバルの各地下鉄駅、及びハックニー・ロードのバスにおいて、爆発の試み(attempt)があった。(質問に対し)「試み」というのは、幾つかの爆発物は爆発しなかったということである。犯罪者は殺戮の意図を有していた。
(2)警察、救急(消防)当局は迅速かつ適切に対応した。(リビングストン市長より、当局の対応を賞賛するとの発言あり。)
(3)現場に残された物証は今後の捜査に大いに資するものである。
(4)ロンドンは(危機の)状況を乗り越えて通常のビジネスに戻っている。
(5)(質問に答え)7月7日の事件との関連、アル・カーイダとの関連は今のところ不明。検証には時間を要する。
(6)救急車で運ばれた負傷者がいるとの情報はないが、1名の負傷者がいるとの報道があることは承知している。

Posted by shin at 2005年07月22日 01:31
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