2003年10月20日
●レーシング・フェスティバル(コペンハーゲン)
鈴鹿グランプリの直前、ニスモのタケさんから連絡があり、F1ドライバーがGTRを欲しがっているので話をしてやって欲しいと。誰かと思えば、ニコラス・キエーサ選手だった。
2003年のF1グランプリの後半からミナルディでドライブをすることになった、ヨーロッパではフォーミュラレースでの成績で名の知れた選手だ。
どうやら日本車フリークらしく、今はスープラに乗っているとのこと。
話だけは聞いてみようと思い、タケさんに連絡を待ってると伝えて欲しいといった。

写真:ニコラスのスープラのターボ
10月12日、鈴鹿グランプリ直後にニコラス・キエーサは鈴鹿から僕に電話してきた。
用件は2点だった。ひとつは、GTRが欲しいとのこと。それも嬉しい話ではあるが、それよりも大事な話が2点目だった。10月15日から18日まで、ニコラスの地元であるデンマークはコペンハーゲンで、デンマーク王室主催のチャリティイベントがあるとのこと。このイベントは「レーシング・フェスティバル」といって、地元デンマーク出身のレーシングドライバーがスポーツカーにお客さんを乗せるチャリティをするという。
ニコラスは、国の英雄の一人としてこのイベントに招聘されているわけだが、彼はなんとそこでGTRを使いたいと。。。それに僕の車を貸して欲しいらしい。
ニコラスが13日にコペンハーゲンに帰ってきても、車を輸送するのでは15日には間に合わない。ニコラスはお金の問題ではないから、ともかく輸送を間に合わせて欲しいというが、物理的に無理。話が消滅しそうになったところで、ニコラスが「俺が飛行機でとりに行って運転して帰る。」と。
ロンドンからデンマークまで運転していくつもりらしい。
さらに都合が悪いことには、僕は14日に会社のスタッフの結婚式のためマレーシアに飛ぶことになっている。車を引き渡せるのは、14日朝ヒースロー空港しかない。
その結果、空港の駐車場でニコラスと落ち合い、車を渡し、ニコラスは運転してコペンハーゲンへ、僕は飛行機でクアラルンプ-ルへ。その写真がこれ。

GTRを前に大喜びのニコラス・キエーサ
無事運転して帰ったニコラスは、イベントで僕の車を振り回し、観客は大喜びだったもよう。
ドリフトしてる写真が、すべてを物語っていた。(笑)

写真:テレビの取材を受けるニコラス。

写真:前輪浮いてますけど!?

写真:人の車でドリフトしまくるニコラス。

写真:人の車でドリフトしまくるニコラス。